お風呂のリフォームはいかが? ユニットバスのお話③ 最もキホンのおハナシ

はい。前回でユニットバスの生い立ちがわかりましたね。

ではユニットバスって、家、つまり躯体そのものに対してどうなっているとお思いでしょうか?
躯体に対してどのように設置されているか?と言い換えても構いません。

ある日、一人のお客様が当店に入ってこられ、ご相談を受けている最中に「私、ユニットバスってどういうものかよくわからなくて、ここに来る前に、ある大きなリフォームのお店で聞いたんやけど、今あるお風呂のタイルの上からペタペタ大きなパネルを貼って新しい壁にするのがユニットバスらしいね」と言われました。

確かにそういう手法でお風呂をきれいにするやり方も存在しますが(当店では採用していません)、ユニットバスとはそういうものではありません。

ユニットバスはひとつの箱体として、建築の中で何にもよっかからず自立しています。下の写真をご覧ください(TOTOのHPから拝借)。


こういう独立した箱のようなカタチをしています。
実際にはフルパネル型のユニットバスやハーフパネル型などいくつかのタイプがあるのですが、話がややこしくなるのでそこは割愛しますね。

まず③の床があり、その四隅やその他箇所から上に向かって金属製の支柱が何本か伸びていて、その支柱に壁パネルをはめ込んでいき、まず蓋のない箱のようなバスルームができます。
そしてその四辺の壁パネルの上に天井パネルの端が乗っかってバスルームのカタチを成している、と考えて頂ければおおむね間違いではありません。
ちなみに壁パネルの枚数は、浴室の広さによっても変わりますがだいたい1辺あたり2枚であることが多いです。

では次に実際のユニットバスの図面を見てみましょう。

まずは平面図です。
黄色の線が家、つまり躯体の壁。そして青い線がユニットバスの壁です。黄色と青の線の間には隙間があり、躯体とユニットバスはドア以外では接していないことがわかると思います。


次は立面図で高さ方向を見てみましょう。
同じく黄色の線が躯体で青い線がユニットバスの天井、壁パネル、床です。何本かの脚の上に床が載る構造をしています。ここでもやはり黄色と青の線の間には隙間がありますね。

決して元あったタイルに直接壁パネルを貼るのではなく「ユニットバスは独立した箱」という意味がおわかりいただけたでしょうか。

ちなみに、タイルのお風呂(在来工法浴室と呼びます)のタイルは、家の躯体の壁そのものに張り付けられていますよ。

2020年03月09日