お風呂のリフォームはいかが? ユニットバスのお話④ ユニットバスの良さ1

ユニットバスはタイルのお風呂(在来浴室)に比べて良い点がいくつもあります。それこそが今日多くのお客様がユニットバスリフォームをおこなう理由でしょう。
ここからはそのユニットバスの良さを、TOTOの製品を例にとってお話していきましょう。

1 水漏れに強いお風呂であること

メーカーのホームページなどを見ると、今のユニットバスは「あたたかい」とか「掃除がラク」とかいくつもの謳い文句が目に留まります。それはもちろん素晴らしいことですね。しかし私の考えるユニットバスの最も優れた点は「水漏れしにくいお風呂が短期間でできる。」という点だと思っています。

前回「ユニットバスは自立した箱体である」というお話をしました。
開発段階で水漏れしにくいように各部材が設計され、噛み合わせが検討され、厳格な品質管理下で製造されて、現場では知識のある専門職人が組立施工をする。そしてそのバスルームは家そのものの躯体とは必要以上に接しない形で独立したボックスになっている。これがユニットバスなんです。


実は家は微妙によく動きます。地震や台風の時などわかりやすいでしょうが、そんな大災害でなくとも震度の弱い地震や、風圧力の影響などを受けても動きます。近くに線路があるおたくなどは電車が通るたびに家の揺れを感じておられる場合もあるでしょう。

従来の「家そのものの躯体に対してモルタルで下地を作り、その上にタイルを直接貼り、目地で仕上げる」タイルのお風呂(在来工法)とユニットバスを比べて、どちらが漏水しにくいか、皆様も体験的に答えがおわかりになるかと思います。

もちろんタイルのお風呂も雰囲気があったり、オリジナリティがあったりしていいものですが、今日の進化したユニットバスにはかなわないポイントがあります。

これからいくつかユニットバス浴室のメリットをお伝えしようと思いますが、まず最初にこの点を挙げておきます。今さらあまりメーカーがあらためて宣伝してはいないような、とてもベーシックなお話ですが、長持ち住宅にとっては非常に大切なポイントですよね。


2020年03月13日