お風呂のリフォームはいかが? ユニットバスのお話⑥ ユニットバスの良さ2

ユニットバスはタイルのお風呂(在来浴室)に比べて良い点がいくつもあります。それこそが今日多くのお客様がユニットバスリフォームをおこなう理由でしょう。
ここからはそのユニットバスの良さを、TOTOの製品を例にとってお話していきましょう。

2 安全性の高いお風呂であること

ではTOTOのユニット「サザナ」を例にとってご説明しましょう。写真はいつもの通りTOTOさんのHPより拝借することにします。


まず、脱衣場の床と、ユニットバスの洗い場の床はバリアフリーが基本です(低価格のユニットバスでは必ずしもバリアフリーではありません)。

タイルのお風呂ではここは必ず1段下がっているところですね。バリアフリー床によって誰もが安全に出入りできます。

さらにユニットバスの洗い場の床には滑りにくいパターン(凹凸)があり、これによってツルッと滑りにくいようにしてあるんですね。

実は足を滑らせる犯人は、足の裏と床の間にできる水膜です。床のパターンによって水を逃がしやすくし、滑りの原因となる水膜ができるのをできるだけ防ぐ効果があります。

もちろん床だけではなく、浴槽の底面にも凹凸をつけて滑りにくいように工夫されています。

また、浴槽へのまたぎもしやすいようになっています。

実は浴槽のヘリの高さ自体は、洗い場から測ればタイルのお風呂のほうが低いことが多いです。
「なんだ。低いならタイルのお風呂のほうがまたぎやすいじゃないか。」と思われるでしょう。

しかし問題は浴槽の底からのヘリの高さです。
タイルのお風呂の場合、洗い場から見ればヘリが低くても、浴槽の底から測ればものすごく高いことが多くあります。つまり、浴槽から出る時にはかなり高く足を上げないと出られない、ということになります。
また逆に言えば浴槽に入るときには片足が底に向かって大きく落ち込む、という動作にもなります。

この「洗い場床と浴槽底との高低差」。
これこそがとてもキケンな体勢を強いられる原因となりますが、ユニットバスは、この高低差をできるだけ抑えるように設計されています。

さらに、その浴槽のヘリもとても掴みやすい形状になっていることが多いです。

これらは一見気づきにくいことですが、私どもでベストセラーになっているユニットバスについてはこういった非常に基本的なしくみから安全性について配慮がなされています。

この他、手すりを比較的自由な位置に取り付けできたり、ドアを折れ戸や引き戸など様々なバリエーションから選択できたりと、安全性についての工夫はいくつもあります。

なかなかその全ては書ききれませんが、ぜひこのあたりも浴室リフォームのメリットとしてお考え頂ければ幸いです。

2020年04月18日