②対コロナ「石けん手洗いの大切さ」

皆様こんにちは。
リフォーム専門館エビザワ商店奈良の海老澤です。

先日も書きましたように、私どもエビザワ商店奈良店でも様々なコロナ感染対策に取り組んでいます。
特に入念な手洗いについてはすっかり習慣化しています。社員みんな、一体日に何度手を洗っていることでしょう。


今、当社が徹底している中でも、最も基本的かつ大切にしていることのひとつが、この「90秒以上かけて石鹸で手を洗う」ということです。
その内訳は、60秒間の石鹸揉み洗いと30秒間のすすぎです。

この何秒っていうのも私なりに理由があるんですよ。

例えば厚労省のページからも見られるのですが、国立医薬品食品衛生研究所が公表しているデータでは、
「石鹸で60秒もみ洗いして、流水で15秒すすぐ」と、ウイルスの残存率を0.001%にまで下げることができると。
さらに私たちは、すすぎを倍の30秒にしています。しっかりとすすぐことも大切ですからね。


テレビでも時折ウイルスの顕微鏡写真が公開されますが、この新型コロナはエンベロープウイルス(内側にRNA、外側に脂質性の膜を持つウイルス)です。

石鹸を使っての入念な手洗いは、コロナウイルスのまわりの脂質の膜、つまり、「アブラの膜」を破壊してウイルスのRNAを不活性化させる、もしくはウイルスを皮膚から離して洗い流してしまうのに極めて有効です。
流行の初期から様々なメディアで「しっかりとした石けん手洗い」を呼び掛けていたのには、こういうウイルスの特性による理由があるんですね。

その際、必ずしも殺菌をPRしている石鹸である必要はありませんね。理屈をよく理解すれば、コロナにはアブラに強い石鹸であることだけで必要十分です。
逆に水だけでの手洗いではアブラの膜になんの働きかけもしないので不十分です。水では油汚れは落ちないのと同じです。

これが、社内で掲示している「手洗いは必ず石鹸を用いて、手についたしつこい油汚れを落とすイメージでおこなう」ということにつながっています。
特にしわの中とか爪の間や端っこの、汚れが溜まりやすい所をイメージして洗います。


このように石鹸手洗いはとても重要なことですが、一方ではそのせいで手荒れを起こしてしまわないように注意しないといけないですね。
美容面だけではなく、予防の観点からも、肌を荒らす=傷付けるというのは避けるべきです。手洗いと肌の保護はセットで考えなければなりません。

それに気づいて社員には会社からハンドクリームを配って、手のケアにも気をつけてくださいと伝えました。もっとも私は何を買ったらいいのかさっぱりわからないので、女性社員に選んでもらいましたが(笑)。


志村さんに続いて岡江さんもお亡くなりになってしまいました。本当にお気の毒です。私どもも益々気を引き締めながら仕事をしていかなければなりません。


(関連記事1: ①対コロナ「コロナに備えて」)

(関連記事2: ③対コロナ「現場用 対コロナボックス」


2020年04月25日